ご指摘症状
お客様より「Googleで検索してサイトにアクセスすると、見知らぬ海外のショップサイトに転送されてしまう」とのご相談をいただきました。さらに、WordPressの管理画面にアクセスしようとすると「403エラー」が表示され、管理画面に入れない状況とのことでした。
このような「Google検索から別サイトにリダイレクトされる」現象は、WordPressがハッキングや改ざんを受けた際に発生する典型的な症状です。特に管理画面へのアクセスが制限されている場合、WordPress本体やプラグイン、テーマのいずれかに不正なコードが含まれている可能性が高いと考えられます。
確認内容
まず、Google検索を通じて該当サイトにアクセスし、実際に別サイトへリダイレクトされるかを確認しました。すると、検索結果からクリックした際に、不審な海外のショップサイトに飛ばされることを確認しました。
次に、WordPress管理画面にアクセスを試みましたが、403エラーが発生し、管理画面に入れない状態でした。そこで、サーバーのログを確認したところ、複数の不正アクセスの痕跡が確認されました。これらの状況から、ハッキング被害を受けていると判断しました。
処置内容
まず、不正に書き換えられている可能性があるため、WordPressの主要ファイルやテーマ、プラグインのファイルをすべてチェックし、悪意あるコードや不正なファイルを特定しました。
その後、サイト全体のバックアップを取得し、安全な状態でのクリーンインストールを実施しました。合わせて、サーバー側の不正ファイルを徹底的に削除し、サーバー運営会社にも報告して対応を依頼しました。
再度ハッキングされないように、WordPress本体やプラグイン、テーマを最新バージョンへアップデートし、管理画面へのアクセス制限を強化しました。加えて、二段階認証やIP制限を導入し、セキュリティ面の強化を図りました。
結果・お客様の声
作業完了後、Google検索から正しくサイトにアクセスできることを確認しました。管理画面へのアクセスも正常に復旧し、403エラーが解消されたことをお客様にご報告しました。
お客様からは「迅速に対応していただき、正常にサイトが表示されるようになって安心しました。今後はセキュリティ対策をしっかりと行っていきたいです」とのお言葉をいただきました。
対応できる不具合の例
- データベース接続エラーになってしまった
- WordPressにログインが出来なくなってしまった
- WordPressがマルウェアに感染してしまった
- 何者かにサイトが乗っ取られてしまった
- WordPressが真っ白になってしまった
- プラグインを更新したらレイアウトが崩れてしまった
- WordPressの内容や表示が何者かに改ざんされてしまった
- 何もしていないのにサイトを開くとエラーが表示されている
- WordPressにアクセスすると知らないサイトに飛ばされる
- 他多数対応可能!